高齢化社会の現在では介護施設の利用者が急増しているので、多くの介護施設がスタッフを募集している状態です。毎週のように求人を出したり、他の業界では雇用が難しいとされる中高年の雇用も行っています。
このことから、介護業界は転職しやすい業界と言われていますが、実際転職した人の中にはすぐ辞めている人も少なくありません。退職した後は別の介護施設で働き、そこがだめだと感じると再び違う施設へ転職するなど、介護業界内を転々としている人は全職員の3割程と言われています。
人手を必要としている介護業界で、何故それ程の人たちが転職を繰り返しているかと言うと、介護施設の中には働きやすい職場とそうではない職場があるからです。もちろん、ほとんどの介護施設は職員が働きやすい環境を作っていますが、一部の施設では無給残業や不規則なシフト等で働きずらいと感じる職場があるのが現状です。
そうした職場は人手が流通しやすいので、面接に来た人を積極的に採用する傾向がありますが、職員に長く働いて欲しい職場ではスタッフの人柄や仕事ぶりなどを考慮します。そのため、転職を繰り返す人は何か理由があるのではないかと敬遠され、良い職場で採用されずらくなり労働環境の悪い職場を転々としてしまうことになります。
そのような事態に陥らないためにも、最初の転職で良い職場を見つけることが何より大切です。口コミサイトを利用して内情を調べたり、実際に施設を見学するなどして、求人票には載っていない実際の労働条件を考慮して職場を探すようにしましょう。そうすることで履歴書が綺麗な状態で良い職場へ面接に行けるので、良い条件で長く働くことが出来るでしょう。